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自動車における振動・騒音対策技術と制振・防音材の評価および新対策法
2019-02-18
主 催 サイエンス&テクノロジー株式会社
【2名同時申し込みで1名分無料】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
講師 群馬大学 理工学府 知能機械創製部門 教授 山口 誉夫 氏
【元・(株)SUBARU】
【元・(株)SUBARU】
◆受講証及び請求書は、サイエンス&テクノロジー株式会社よりお送りします。
◆受講料は、銀行振込(開催日まで)、もしくは当日現金にてお支払い下さい。
◆お申し込み後、ご都合が悪くなった場合は代理の方のご出席が可能です。
キャンセルの場合は、サイエンス&テクノロジー株式会社の規定が適用されます。
◆受講料は、銀行振込(開催日まで)、もしくは当日現金にてお支払い下さい。
◆お申し込み後、ご都合が悪くなった場合は代理の方のご出席が可能です。
キャンセルの場合は、サイエンス&テクノロジー株式会社の規定が適用されます。
◆講座の内容◆
【趣旨】
自動車業界を取り巻く環境は、欧州などでの内燃機関への厳しい規制、これらに伴う電気自動車の将来の広がり、 自動運転の導入、CO2削減規制強化に伴う燃費の格段の向上などにより、今後、世界規模で大きく変化していきそうです。 時代の節目での自動車の今後の開発において、これらの環境の変化に素早く、 将来を見越した対応をする必要がありそうです。これらの環境の変化に対して、自動車の各部品には、 より厳しい軽量化、徹底した省エネルギーへの貢献などが、現在の各種性能を維持しながら求められることになります。
長年、品質・質感の向上に騒音・振動対策は貢献してきています。静粛性の向上をするだけではなく、 それぞれの時代の要請(出力、運動性能、排ガス、リサイクル、衝突安全、環境ホルモンなどによる材料の使用規制、 CO2排出削減等)との両立をはかりながら進化してきています。静粛性能に、車体構造、制振材・防音材や、 これらの機能を含む内装も一翼を担ってきており、時代の要請に応えながら質感向上に寄与してきました。 今後も環境の変化に対応する必要があります。
従来から、自動車を構成する部品の仕様(材質,板厚,形状,コスト)が振動騒音性能で決定されてしまうことは少なくありません。 現代の殆どの部品が振動騒音性能に関連し、その要求を無視したまま自動車の部品開発はできなくなってきています。
本講座では、上記の背景を踏まえ、自動車の振動・騒音現象と制振・防音対策、 CAEによる設計について現状認識をあらたにし,今後の環境の変化への対応について考えたいと思います。 また、新しい概念である波動ブラックホールや屈折を利用した積層防音構造も紹介します。
【得られる知識・技術】
・自動車の振動騒音現象と制振防音対策の現状と課題
・各種の制振防音構造の基本原理とチューニング方法
・自動車の制振防音問題のCAEと、それを利用した設計法、新しい制振防音構造
【プログラム】
1.自動車業界を取り巻く環境の現状認識と将来展望
2.自動車の振動・騒音現象と制振・防音対策の説明
2.1 車内音
2.2 車外音
2.3 制振
2.4 防振
2.5 動吸振器
2.6 吸音
2.7 遮音
2.8 波動ブラックホール
3.自動車用制振構造の振動特性と要求性能
3.1 制振材の制振機構
3.2 制振材+平板の制振機構
3.3 制振材+車体構造の制振機構
3.4 自動車用制振材の要求性能
4.制振特性のコンピュータシミュレーション、CAE
5.自動車用の防音構造の特性と要求性能
5.1 各種吸音構造の吸音機構
5.2 多孔質材+表面材の吸音性能
5.3 各種遮音構造の遮音機構
5.4 積層防音構造の遮音性能
5.5 屈折を利用した新積層防音構造
5.6 各種構造の吸音性能と遮音性能の同時評価
5.7 自動車用防音材の要求性能
6.防音特性のコンピュータシミュレーション、CAE
【質疑応答・名刺交換】