JMSセミナー:電波吸収材料の概要と”ミリ波” と“テラヘルツ波”向け電波吸収体の研究開発動向
2025-03-05 ★Webセミナーにて開催いたします★
電波吸収材料の概要、およびミリ波・テラヘルツ波向け電波吸収体の開発動向について詳細に解説して頂くことによって、関連業界の方々の今後の事業に役立てていただくことを目的とします。
主 催 株式会社ジャパンマーケティングサーベイ
日 時 2025年3月5日(水) 9:55~16:00
★Webセミナー(Zoomウェビナーによるライブ配信)として開催いたします。会場での受講はありません。
聴講料 1名様 49,500円(税込) テキストを含む
定 員 50名
講演テーマ/講師/タイムテーブル(予定)
「電波吸収材料の概要と”ミリ波” と“テラヘルツ波”向け電波吸収体の研究開発動向」
防衛大学校 名誉教授
大阪公立大学 客員教授
山本 孝 氏
10:00~12:00 前半
12:00~13:00 休憩 (1時間)
13:00~16:00 後半
※講演中、適宜休憩(5分~10分程度)を設けます。
※質疑応答(5分程度)を設けます。
◆講演内容
「電波吸収材料の概要と”ミリ波” と“テラヘルツ波”向け電波吸収体の研究開発動向」
山本 孝 氏
5Gとは最大20Gbpsという超高速を実現するために、数百MHz以上の帯域幅を持つ、日本ではSub6帯と呼ばれる3.7GHz帯と4.5GHz帯、ミリ波と呼ばれる28GHz帯という3つの周波数帯が割り当てられた通信システムである。しかし、4Gのネットワークを支える基地局を5Gに対応させ、ソフトウエアアップデートで対応しようとしている技術もある。一方、通信端末分野(スマホ)では、先駆けて〖AI〗と〖beyond 5G/6G〗の結合が実現されてきた。使われる情報量の増大と共に使われる周波数は ”GHz”・“ミリ波”・“THz” と高周波数化が進むであろう。
本講座では5G/beyond 5Gの取り組み/中国の5G事情/インドの5G事情/アフリカの通信事情/デバイス/基礎技術を紹介し、これらの誤動作を防ぐ “電波障害対策” にそして5G/6G技術の完全な実現のために【電波シールド・電波吸収体】の技術を解説する。メタマテリアル(古くはメタサーフェス)が、ミリ波からテラヘルツ波の電波吸収体・電波シールドにおける人工材料・人工表面として考えられ、研究が盛んである。
本報告では、電波伝搬の基礎から 5G/beyond 5G のデバイスと、遠方界・近傍界用電磁波シールド・電波吸収体の設計及び評価、メタマテリアル・多層メタマテリアルによる電磁波吸収と電磁波シールドの設計及び評価をミリ波からテラヘルツまで中心に報告する。
1. 5G/beyond 5Gの世界
1.1 移動通信システムの進化,ITSとは
1.2 5G/beyond 5Gの取り組み/研究戦略/ミリ波
1.3 中国の5G事情/インドの5G事情
1.4 自動車の電子機器の住み分け(パワートレイン,走行安全系,ボデー系,情報系)
1.5 CASEとは/自動運転のレベル分け/現在のレベル3/AI搭載のレベル4の実現
1.6 自動運転の車載LiDAR/RoboSense MEMS LiDAR
1.7 自動車の電動化トレンド/磁気位置センサー/MEMSジャイロ
1.8 ミリ波レーダの医療用応用
2. ミリ波実現のための高周波対策
2. ミリ波実現のための高周波対策
2.1 ミリ波の空間伝搬ロス
2.2 高周波基板の変遷
2.3 PackageはLCP/LTCC/フッ素樹脂か
2.4 低損失材料マップ/高周波基板
2.5 高周波基板用フッ素樹脂の改良/高周波特性(誘電率と誘電損失)
2.6 ガラス基板/今最も注目
2.7 RFフロントエンドの高周波フィルターの変遷/ミリ波フィルターの実現
2.8 ノイズ対策部品/Lキャンセルトランス
3. 電波伝搬・ロッド・ループアンテナ周りの電磁界分布
3. 電波伝搬・ロッド・ループアンテナ周りの電磁界分布
3.1 電磁波の入射・反射
3.2 ロッドアンテナ近傍の電磁
3.3 ループアンテナ近傍の電磁
3.4 空間を伝搬する電磁波,電磁波の入射・反射
4. 電波シールド効果と反射・吸収損失の導出
4. 電波シールド効果と反射・吸収損失の導出
4.1 媒質中の電波伝搬と電波シールド
4.2 シェルクノフの式
4.3 反射損失、吸収損失の導出
4.4 波動インピーダンス
4.5 遠方界のシェルクノフの式導出
4.6 近傍界のシェルクノフの式導出
4.7 反射損失,吸収損失
4.8 近傍界の磁界源近傍のシールド効果の改善
5. シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
5. シールド特性評価法(遠方界と近傍界)
5.1 KEC法(近傍界)
5.2 ストリップライン法(Rtp・近傍界)
5.3 近傍電磁界プローブ法(近傍界)
6. 電波吸収体設計と評価
6. 電波吸収体設計と評価
6.1 単層電波吸収体設計
6.2 広帯域電波吸収体(導電性不織布)(ミリ波)
7. 周波数選択(FSS)による電波シールドから電波吸収体への展開
7. 周波数選択(FSS)による電波シールドから電波吸収体への展開
7.1 周波数選択表面(FSS)とは,メタマテリアルとの類似性
7.2 ループフィルター特性,ループスロット型フィルター特性,ダブルスクウエアーループ特性
7.3 FSSの形状変化,Multi-layer FSSへ
7.4 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯吸収体(Landy)
7.5 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたTHz帯吸収体(Tao)
7.6 多層メタル表面(メタマテリアル)を用いたMHz帯電波吸収体の設計(FDTD法、…)
7.7 テラヘルツ電波吸収体の設計
◆申し込み要項◆
□申し込み方法
弊社ウェブサイトのセミナー申込ページ、または講演会パンフレットの申込書に所定事項をご記入の上、
弊社宛てに送信もしくはFAXお願い致します。
申し込み書受領後、請求書をお送りします。(メール送信または郵送)
またWebセミナーの視聴方法について詳細をご案内いたします。
□お支払い
請求書に記載されている弊社指定口座に、請求日の1ヶ月以内にお振込みをお願い申し上げます。
□キャンセル
開催日の11日前まで:無料にてキャンセルする事が出来ます。
開催日の10日以内のキャンセルにつきましては、全額申し受けさせて頂きます。
□特記事項
講演会は受講者数が規定に達しない場合中止する場合があります。
尚、請求書は開催が決定した場合のみ送付いたします。
写真撮影、録音、録画を禁止いたします。